第14号 2007年9月20日
★少し涼しくなってきましたが・・・


 

 いつもならこの時期になれば、涼しくなるのですが今年はまだまだ暑い日が続いています。乳牛は寒さには強いのですが、暑さには弱い動物です。

 うちの牧場では、日中は畜舎の中で大型の扇風機をまわしたり、屋根の上にスプリンクラーで水をまいたりしています。少しでも快適に過ごしてもらうための工夫です。高台にある牧草畑の横には、ススキの穂がちらほら見られるようになりました。今年はもう少し続けようと思います。

 
★学童保育でおはなししました。







 

 去る、7月12日(金)夜、小国町の宮原小学校の教室で開かれた町の学童保育の保護者の方々の定例会で講演させていただきました。

 テーマは「消費者と生産者の新たな関係〜食の安全、食育、アカウンタビリティ」。スライドを使いながら、40名近い参加者に対し約1時間程度お話しました。

 消費者と生産者の関係が変化していく中で、生産者が果たすべき責務として、安全な生産物を作るのはもちろん、消費者への情報発信、対話、食育の取り組みなどが求められていること、自分が「山吹色のジャージー牛乳」のブランドを立ち上げるまでの経緯や、今現在、実際に取り組んでいることについて具体的に一つ一つ説明しました。

 なにぶん初めての経験で、たどたどしい部分もありましたが、車座で、準備された牛乳やヨーグルトを飲みながらリラックスした雰囲気の中で聞いていただきました。

 また、「山吹色のジャージー牛乳」を使っていただいている岳の湯・そらいろのたねの佐藤さんや、北里・パティスリールイの吉村さんも駆けつけ、焼きたてのパンやプリンが参加者に振舞われました。

 講演終了後は、参加いただいていた社会福祉協議会の方や給食センターの方、またツーリズムの御世話をされている方、熊日小国支局の方などとも意見交換を行いました。また、直後から思いがけず、別の会合でも講演のお声がけを複数頂きました。今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。関係者の方ありがとうございました。

 
★夏休みのお楽しみ〜桃がなった!!








 

 子供たちも2学期に入り元気に登校しています。夏休みの期間中は、毎日ラジオ体操に出かけていましたが、うちではその後にお楽しみの時間がありました。

 父が家の周りに数年前から、桃の木を植えています。それも1、2本ではなく数十本。市場に出荷するわけでもなく、知人などに配って喜んでもらうのが目的ではじめたのですが、うちの父は、凝り性で何事にも本格的に取り組まなければ気が済まない性格のため、栽培方法を研究したり、鳥や虫の害を防ぐため、何十万もかけて大きな防虫ネットを張ったりと、趣味の域をはるかに超えています。

 その苦労もあって、数年前 からおいしい実をつけるようになりました。夏の間は次々と熟し食べごろになるため、子供たちは、収穫の手伝いをするのです。

 長靴を履き、手袋をして大きなかごを手にもって出動です。実は高いところになっているため、父と背が伸びた長女が収穫を担当、次女と三女はそれを受け取り入れるのが役目です。桃は、傷みやすい食べ物ですが、そんなことはお構いなしです。
 お手伝いの後には、ごほうびとしておなか一杯桃を食べます。そのまま食べてもおいしいのですが、ヨーグルトと合わせたりすると最高です。私たちも朝の作業を終えてご相伴にあずかることもあります。

 自分の家で取れた食物でおなかが一杯になる。何気ないことですが考えてみれば、すごく贅沢なことだと思います。今は、感じなくても時が経てばそのことがいかにすばらしいことか理解してくれるのではないかと思います。

 子供たちには、このような体験を通じて食の安全や大切さなどを伝えていきたいと思います。 




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